年賀状の宛名につける敬称の正しい使い分け方

手紙や年賀状の宛名に付ける「敬称」は、相手に対して敬意を表す言葉です。

そのため、正しく使わなければ、相手に対して失礼にあたることはもちろん、送り主の見識が疑われてしまう恐れもあります。

普段当たり前のように使っていても、実は間違えている場合もあるので、今一度、年賀状の宛名につける敬称の正しい使い分け方を確認しておきましょう。

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年賀状の宛名につける敬称の正しい使い分け方

宛名に付ける敬称の種類は色々ありますが、その中でもよく使われる、もしくはよく耳にする「様」「殿」「先生」「御中」についてご説明します。

  • 様(個人宛)
  • 殿(個人宛)
  • 先生(特定の個人宛)
  • 御中(組織宛)
  • 様(組織宛)

それぞれの意味を知って、正しく使い分けていきましょう。

その1:様(個人宛)

一般的に、個人宛の場合は「様」が使われます。

「様」は、相手の年齢、性別、立場などに関係なく使われる敬称です。

誰にでも使える

出典:OHAGAKI

使用例
  • 山田太郎 様

連名の場合は、全員の名前に「様」を付けます。

  • 山田太郎 様 花子 様

連名で全員の名前を書ききれない場合は、「◯◯御一同様」とします。

  • 山田家 御一同様
NG使用例

連名の場合は、全員の名前に「様」を付けます。

  • 山田太郎 花子 様

その2:殿(個人宛)

個人宛の敬称としては、 「様」以外にも「殿」があります。

ただ、「殿」は、最近では目下の方に使用するとの見方が一般的であり、公務でも使われないので、年賀状でも使わない方が無難です。

個人宛の場合は「様」を使いましょう。

目下の人宛て。ただし近年では公務でも使われないので、避けたほうが無難。

出典:OHAGAKI

・ 「殿」は年賀状では一般的ではありませんので「様」を用います。

出典:All About 暮らし

その3:先生(特定の個人宛)

「先生」は、一般的に「先生」と呼ばれる教育関係者や特定の職業に就く人宛てに使われます。

例えば、教育関係者としては「教師」「講師」、特定の職業に就く人としては「医師」「弁護士」「会計士」「牧師」「政治家」「作家」、さらに自分にとっての「恩師」といった方々が挙げられます。

ただし、一個人として出す場合は「様」でもOKです。

恩師、医師、弁護士、政治家宛て

出典:OHAGAKI

・ 医師、恩師などに宛てる場合は名前に「先生」。ただし一個人として出す場合は、「様」でもOKです。

出典:All About 暮らし

使用例
  • 山田太郎 先生
  • ◯◯病院外科 山田太郎 先生
NG使用例

「先生」に「様」や「殿」を重ねて、二重敬称としないように注意してください。

  • 山田太郎 先生 様
  • 山田太郎 先生 殿

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その4:御中(組織宛)

「御中(おんちゅう)」は、組織・団体(会社、部署、学校、病院、役所など)の誰か分からない方宛てに使われます。

一般の敬称というより「組織内の人宛」という意味を持っています。

会社、部署、団体など組織宛て

出典:OHAGAKI

宛名に部署名・課名を書く場合は、「会社名+(部署名)+御中」の順に書きます。

宛先に部署名、課名を書く場合は、「社名→部・課名→御中」の順に書きます。

出典:手紙の書き方大辞典

使用例
  • ◯◯株式会社 御中
  • ◯◯株式会社 総務部 御中
NG使用例

「御中」と「様」を重ねて使用することは、「ご担当者様」「山田太郎様」という形になるのでNGです。

  • ◯◯株式会社 御中 山田太郎 様

その5:様(組織宛)

組織に所属する個人宛の場合は「様」を使い、「会社名+(部署名)+(役職名)+氏名+様」の順に書きます。

氏名はできるだけフルネームで書いてください。

企業・団体名→(部・課名)→(肩書き)→個人名→様

 出典:手紙の書き方大辞典

「肩書き→氏名→様」と書くことが最も正しい書き方です。下の名前が不明な場合は苗字だけでもかまいませんが、できるだけフルネームを書くことが望ましいです。

出典:手紙の書き方大辞典

使用例
  • ◯◯株式会社 山田太郎 様
  • ◯◯株式会社 総務部 山田太郎 様
  • ◯◯株式会社 総務部 課長 山田太郎 様
  • ◯◯株式会社 社長 山田太郎 様
NG使用例

役職名には敬称は付けません。

  • ◯◯株式会社 総務部 山田太郎 課長様
  • ◯◯株式会社 山田太郎 社長様

年賀状の宛名につける敬称のまとめ

ここまでの内容を、宛名を基準にして整理します。

個人宛

「様」「御一同様」

  • 山田太郎 様
  • 山田太郎 様 花子 様
  • 山田家 御一同様

会社宛

組織宛「御中」、個人宛「様」

  • ◯◯株式会社 御中
  • ◯◯株式会社 総務部 御中
  • ◯◯株式会社 山田太郎 様
  • ◯◯株式会社 総務部 山田太郎 様
  • ◯◯株式会社 総務部 課長 山田太郎 様

先生宛

「先生」(一個人として出す場合は「様」でも可)

  • 山田太郎 先生
  • ◯◯病院外科 山田太郎 先生

まとめ

いかがでしょうか?

敬称を正しく使い分けることは、相手にとってもあなたにとっても大切なことです。

個人宛の場合は「様」を、組織・団体宛の場合は「御中」を基本として、ケースバイケースで正しく使い分けましょう。

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