年賀状の書き方における常識とマナー8選!

年賀状は毎年書くものですし、年賀状ソフトで作成できるので、迷うことなく作成できます。

ただ、自分では常識だと思っていても、実は間違っている部分があるかもしれません。

ビジネスシーン、特に目上の方への年賀状には、書式や言葉遣いに関して配慮が必要です。

ですから、今一度、年賀状の書き方における常識とマナーを押さえておきましょう。

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年賀状の書き方における常識とマナー

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

  1. 年賀状の基本構成
  2. 賀詞のマナー
  3. 挨拶文のマナー
  4. 年号・日付のマナー
  5. デザインのマナー
  6. 写真入り年賀状のマナー
  7. 手書きメッセージのマナー
  8. 敬称のマナー(表面)

その1:年賀状の基本構成

年賀状の基本構成は、「1. 賀詞」「2. 挨拶文」「3. 年号・日付」の3つです。

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

  1. 新年のお祝いの言葉「賀詞」
  2. あいさつやお礼などの「添え書き(あいさつ文)」
  3. 「年号」

出典:年賀状プリント決定版

賀詞とは、特に年賀状に用いる新年を祝う語句を言い、例えば、「賀正」「謹賀新年」「明けましておめでとうございます」といったものがあります。

文例その1

謹んで新春のお慶びを申し上げます

旧年中は大変お世話になり ありがとうございました
今年もご指導のほどよろしくお願いします
皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます

平成〇〇年元旦

出典:富士フイルムの年賀状 2017

文例その2

HAPPY NEW YEAR

昨年はいろいろありがとう
今年もどうぞよろしく!
素敵な一年になりますように

20xx年1月1日

出典:富士フイルムの年賀状 2017

単独のフレーズとして「Happy New Year」を使用する際には、冠詞の「A」は付けません。

ただ、「A Happy New Year」は一般的に使われているので、「A」を付けてはいけないと考える必要はないでしょう。

その2:賀詞のマナー

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

目上の方に1文字、または2文字の賀詞はNG

目上の方に送る年賀状では、1文字、または2文字の賀詞は使ってはいけません。

なぜなら、例えば1文字の賀詞「賀」の意味は「祝い」、2文字の賀詞「賀正」の意味は「正月を祝う」であり、敬意や丁寧さを表す語句が入っていないからです。

敬意や丁寧さを表す語句が入っていないとは、つまり、敬意や丁寧さに欠けるということです。

■1文字の賀詞
・賀 :祝い

■2文字の賀詞
・賀正 :正月を祝う

出典:All About 暮らし

一方で、4文字の賀詞「謹賀新年」や「恭賀新年」には、敬意や丁寧さを表す語句が入っているので、敬語の挨拶となります。

■4文字の賀詞
・謹賀新年 :謹んで新年をお祝い申し上げます
・恭賀新年 :うやうやしく新年をお祝い申し上げます

出典:All About 暮らし

また、文章の賀詞は、誰にでも(目上の方でも、目下の方でも)使えます。

■文章の賀詞
・明けましておめでとうございます
・新年おめでとうございます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます

出典:All About 暮らし

そのため、上司といった目上の方に送る年賀状では、4文字の賀詞、もしくは文章の賀詞を使いましょう。

賀詞を2つ以上使うのはNG

賀詞は2つ以上使ってはいけません。

例えば、「謹賀新年」と書いた後、挨拶文で「明けましておめでとうございます」と書くのは、賀詞が重複しているのでNGです。

他にも、「新年明けましておめでとうございます」という書き方も避けた方がよいでしょう。

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

前者の場合、「謹賀新年」と書いたのであれば、挨拶文は「旧年中は大変お世話になり ありがとうございました」といった、昨年お世話になったことに対するお礼から続けましょう。

後者の場合、「新年明けましておめでとうございます」という書き方は間違いではありませんが、間違いだという見解が浸透しているので、

正しいとされている「新年おめでとうございます」、もしくは「あけましておめでとうございます」を使う方が無難です。

しかし、一般的に“「新年明けましておめでとうございます」は間違いです”という見解が浸透しているので、「明けましておめでとうございます」「新年おめでとうございます」を用いたほうが無難でしょう。

出典:All About

【関連記事】
年賀状に使う賀詞の種類と失敗しない使い方とは!?

おめでたい言葉が使えない時は?

上司が入院していたり、被災した場合には、「明けましておめでとうございます」といったおめでたい言葉は使いにくい(使えない)もの。

そのため、そういった時には、代わりに以下のような言葉を使います。

・謹んで年始のご挨拶を申し上げます。
・謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
・謹んで初春のご挨拶を申し上げます。
※時期をずらして寒中見舞いを出すのも良いでしょう。

出典:ビジネスマナーと基礎知識

その3:挨拶文のマナー

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

句読点は使用しない

一般的には、年賀状のように相手に敬意を払う文章では、「、」「。」などの句読点は使用しません。

年賀状に関しては、「新年の挨拶で区切りをつけないために」という意味もあるそうです。

そのため年賀状では、句読点は使用せず、本来句点「。」を付ける部分で改行し、読点「、」を付ける部分で一文字分空けるなどの工夫をして、読みやすくします。

「、」「。」などの句読点はつけません。

出典:年賀状プリント決定版

忌み言葉はNG

一般的に、慶事では、不吉なできごとを連想させる忌み言葉は使用しません。

年賀状では、「去る」「離れる」「別れる」「失う」「滅びる」「衰える」「倒れる」「切れる」「落ちる」「終わる」といった言葉はNGワードとなります。

「去る」「失う」「滅びる」などの忌み言葉は、年賀状には”NGワード”です。

出典:年賀状プリント決定版

特に「去年」という言葉は使いがちですが、「去」には「離れる」といった意味があるので、「昨年」「旧年」を使いましょう。

とくに注意したいのが去年の「去」。「去る」「離れる」といった意味がよくないので、年賀状では「昨年」や「旧年」を使います。

出典:富士フイルムの年賀状 2017

その4:年号・日付のマナー

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

年号・日付は、「平成◯◯年 元旦」「◯◯◯◯年 元旦」「平成◯◯年一月一日」といったように書きます。

「平成○○年 元旦」「○○○○年 元旦」「平成○○年一月一日」などと書きます。

出典:年賀状プリント決定版

「元旦」とは、一月一日の朝のことですから、「一月 元旦」「一月一日 元旦」と書くのは間違いです。

なお、縦書きの場合は「平成二十八年 元旦」のように漢数字を使いましょう。

縦書きの場合は、「平成二十八年 元旦」のように漢数字にしましょう。

出典:年賀状プリント決定版

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その5:デザインのマナー

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

黒枠のデザイン、グレーの文字はNG

黒枠のデザインやグレーの文字はNGです。

なぜなら、黒枠やグレーの文字は、 死亡・葬式などのおくやみごとを連想させてしまうからです。

お葬式を連想させてしまうため、黒フチのデザインはやめましょう。
弔事を連想させてしまうため、グレー(薄墨)の文字は避けましょう。

出典:年賀状プリント決定版

その6:写真入り年賀状のマナー

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

写真に黒枠はNG

新年を祝う言葉をもって挨拶する年賀状においては、写真に黒枠を付けてはいけません。

先にお話しした、黒枠のデザイン、グレーの文字がNGである理由と同様、写真への黒枠は遺影を連想させるからです。

黒枠は遺影を想起させるため、縁起が悪いとされています。年賀状は特に縁起の良し悪しを気にしますから、注意が必要です。

出典:年賀状プリント決定版

写真入りの年賀状は、相手を考えて!

写真入りの年賀状は、相手を考える必要があります。

なぜなら、写真はオフィシャル向きではないので、例えば仕事の付き合いしかない方、特に目上の方に送った場合、悪印象を与えてしまう恐れがあるからです。

ただし、たとえ仕事関係であっても、とても良くしてくれる上司であったり、家族ぐるみの付き合いをしている同僚であれば問題ないでしょう。

そのため、完全オフィシャルな相手には向かないが、プライベートでの付き合いもあるオフィシャルな相手なら良いかもしれないと、ケースバイケースで考える必要があります。

その7:手書きメッセージのマナー

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

手書きで一言添えると喜んでもらえるものですが、その際には注意すべきことが2つあります。

1つ目は、印刷した文章と意味が重複しないようにすること。

例えば、「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」と印刷した上で、同じ意味である「今年もよろしく!」を添えても、あまり意味がないからです。

2つ目は、新年らしい明るい話題にすること。

年賀状は相手の家族も見る可能性があるので、なおさら新年らしい明るい話題にするべきです。

その8:敬称のマナー(表面)

敬称は「様」を使用すれば問題ない

宛名につける敬称は、一般的には「様」を使用すれば問題ありません。

ただ、「様」以外の敬称を使用する際には、以下のように使い分けてください。

なお、組織の個人に宛てる際には、「御中」は使わずに「◯◯株式会社 △△様」とします。

  • 様:誰にでも使える
  • 先生:恩師、医師、弁護士、政治家宛て
  • ご一同様:家族全員宛て
  • 御奥様:夫婦宛てで夫人の名前がわからないとき
  • 御中:会社、部署、団体など組織宛て
  • 兄、大兄、学兄、君:男性の友人宛て
  • 殿:目下の人宛て。ただし近年では公務でも使われないので、避けたほうが無難。

出典:OHAGAKI

年賀状を出す時期

年賀状の書き方における常識とマナー8選!

郵便局が年賀はがきの引受を開始するのは、例年12月15日からであり、25日までに出したものは元旦に届けてくれます。

ですから、12月15日から25日の間に出しましょう。

※ ポストに投函する場合は、25日の最終集荷時間よりも前に。

なお、年賀はがきではなく、普通のはがきや私製はがきを使う場合は、「年賀状」として扱ってもらうため、「年賀」の朱書きを入れてくださいね。

一般はがきや私製はがきを使うときは「年賀」の朱書きを入れるのを忘れずに。そうしないと年内に届いてしまいます。

出典:富士フイルムの年賀状 2017

【関連記事】
年賀状(2017年)の受付開始日は?いつまでに出すと元旦に届く?

まとめ

いかがでしょうか?

常識だと思っていた書き方が、実は間違っていたということがあったかもしれませんね。

例えば、「謹賀新年 明けましておめでとうございます」「新年明けましておめでとうございます」といった書き方をしている方は、決して少なくありません。

ただ、だからこそ正しい書き方をしていれば、しっかりした人だという印象を与えることができますし、お互いにより気持ちよく新年を迎えることができます。

年賀状は一度型を作ってしまえば使い回せるので、もしも間違っていた部分がありましたら、今回から改めてみてはいかがでしょうか。

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年賀状の宛名につける敬称の正しい使い分け方