くしゃみの噂は本当か?由来と回数の意味とは?

ホコリを吸い込んだり、太陽を見たり、風邪をひいた時に出るくしゃみ。

くしゃみについては、「誰かに噂されているとくしゃみが出る」という言い伝えがあります。

そしてそれに関連して、くしゃみの回数によって噂の内容が違うとも言われていますね。

こういったものは迷信だと分かっていても、由来など考え出すと気になるもの。

そこで今回は、くしゃみの噂について掘り下げていきます。

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くしゃみの噂の由来とは?

くしゃみというものは、ホコリを吸い込んだ時や太陽の光が直接目に入った時、または風邪をひいた時などに出る生理現象です。

これはごく当たり前のことなのですが、あらゆる情報が不足していた昔の人にとってはそうではありませんでした。

くしゃみが出る原理など知らないのです。

それにくしゃみは、昔の人が「命」と考え神聖視していた「呼吸」に正常ではない変化があった状態と言えます。

そのため、くしゃみは「良くない霊や呪いにより、鼻から魂(命)を吐き出させられている。早死にする。」と考えられるようになりました。

考えられるようになったので、くしゃみが出たらおまじないの言葉を唱えて打ち消していたというほどです。

ただ、ここで気になるのが、くしゃみと噂がどのように結びついたのかということ。

実は、昔の人は「自分についての噂」も「不吉」だと考えていたため、不吉つながりで結びついたとされています。

  • 「くしゃみ=不吉」
  • 「自分についての噂=不吉」
  • 「くしゃみ=自分についての噂」

また、他にも「人の呪いによりくしゃみが出る」→「人の噂によりくしゃみが出る」というふうに変化していったという説もあります。

くしゃみの回数と噂の内容の関係

くしゃみについては、「くしゃみの回数によって噂の内容が違う」という話もあります。

例えば、「2回くしゃみが出た時には、誰かに◯◯の話をされている」といった具合です。

そして、その内容は地域などにより違いがありますが、例えばこういったものが挙げられます。

「一そしり 二笑い 三惚れ 四風邪」

  • 1回:誰かに批判されている
  • 2回:誰かに笑い者にされている
  • 3回:誰かに惚れられている
  • 4回:自分が風邪をひいている

この意味は、1回なら批判されている、2回なら笑われている、3回なら誰かに惚れられているが、4回なら噂ではなく自分が風邪をひいているというもの。

「一にほめられ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪をひく」

  • 1回:誰かに褒められている
  • 2回:誰かに憎まれている
  • 3回:誰かに惚れられている
  • 4回:自分が風邪をひいている

「一に褒められ、二にふられ、三に惚れられ、四に風邪」

  • 1回:誰かに褒められている
  • 2回:誰かに振られる
  • 3回:誰かに惚れられている
  • 4回:自分が風邪をひいている

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くしゃみに関する言い伝えは世界にも

日本だけでなく、世界にもくしゃみに関する言い伝えはあります。

そしてこちらも、くしゃみの回数によって解釈が違うことが多いようですね。

  • ブラジル:「一回すると健康、二回はお金、三回は愛、四回はアレルギー」
  • スペイン語圏:「一回は健康、二回は健康とお金、三回は健康とお金と愛」
  • ドイツ:「一回は凶、二回は物がもらえる、三回は幸運」
  • オランダ:「三回すると晴れる」
  • アメリカ:「三回すると縁起がよい」
  • インド(一部):「食事中にくしゃみをするのは、誰かに想われているから」

また、イギリスは回数ではなく、くしゃみをした曜日によって変わります。

例えば、「木曜日にくしゃみをすると良いことがある」といった形です。

  • 月曜日:危ない目に遭う
  • 火曜日:知らない人とキスをする
  • 水曜日:手紙が届く
  • 木曜日:良いことがある
  • 金曜日:悲しいことがある
  • 土曜日:恋人と何かある
  • 日曜日:何もない

くしゃみの語源

くしゃみという言葉は、おまじない言葉である「嚔(くさめ)」が変化したもの。

先ほどお話しした通り、昔の人はくしゃみをすると鼻から魂が抜けてしまい早死にすると考えていました。

そのため、そうならないためにくしゃみが出たら「くさめくさめ」と唱えていて、たんだん「くしゃみ」に変化したということです。

ちなみに嚔(くさめ)という言葉は、「糞食らえ(くそくらえ)」を意味する「糞食め(くそはめ)」を短くしたものだというのが有力です。

つまり、「糞食め」→「嚔(くさめ)」→「くしゃみ」と変化していったということですね。

まとめ

今回は、くしゃみの噂について見てきました。

結局のところ、「誰かに噂されているとくしゃみが出る」というのは迷信ですが、その由来や回数との関係は興味深いものでした。

昔の人のくしゃみに対する考え方が形を変えて、今現在も残っている。

しかもほとんどの人に知られているというのは面白いですね。